21日、4営業日ぶりの反発、一時マイナスに転じるなど方向感のない値動きで終了
- 2023/8/22
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
21日、4営業日ぶりの反発、一時マイナスに転じるなど方向感のない値動きで終了
21日、東京市場は反発して始まり、上げ幅を広げる展開となり10時過ぎには31,700円台を回復した。その後、10時15分過ぎに中国人民銀行が政策金利となるLPRの1年物を0.1%引き下げ、住宅ローン金利の指標となっているLPRの5年物を据え置いたと伝わると、市場の期待を下回る結果となったことが嫌気され、日経平均は先物主導で急落して小幅なマイナスに沈む場面があった。ただ、売り込む動きは見られず、直ぐにプラスに浮上すると、今度は買い戻しが優勢となって10時過ぎの高値を上回り、31,758円をつけ307円高まで上げ幅を広げる場面があった。一方午後に入ると、高値から上げ幅を縮めて始まり、薄商いのなか利益確定と見られる売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。
そうしたなか業種別では、電気・ガス、鉱業、不動産、小売、サービスなど25業種が値上がり。値下がりは、保険、ゴム、機械など8業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ジーエヌアイGが+9.14%と上昇が目立ち、東京電力HD、ソシオネクスト、ファーストリテイリングなど16銘柄が値上がり。値下がりは、ダイキン工業、川崎汽船、日経ダブルインバース、キーエンスなど13銘柄で、変わらずは1銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,565円64銭、+114円88銭、TOPIXの終値は2,241.49ポイント、+4.20ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億00百万株、同売買代金2兆5,854億円。
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