24日、4日続伸、米金利低下や円安が好感され午後に上げ幅を拡大して終了
- 2023/8/25
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
24日、4日続伸、米金利低下や円安が好感され午後に上げ幅を拡大して終了
24日、予想を下回る弱い経済指標の結果を受け、米長期金利が低下していたことや、取引終了後に業績を発表した画像処理半導体大手のエヌビディアが、時間外の取引で大きく上昇していたことが東京市場の押し上げ要因となった。日経平均は120円程値上がりして始まり、その後は上値の重たい値動きが続いていたものの、午後に入って、144円台後半で推移していたドル円が、国内の長期金利の低下を受け145円台前半まで上昇するなど円安に振れたことや、香港ハンセン、上海総合指数など他のアジア株もプラス圏で推移していたことから買い安心感が広がり、国内の半導体関連株のほか幅広い銘柄が買われて取引終了にかけて上げ幅を広げ、今日の高値圏で終えた。
そうしたなか業種別では、鉱業、建設、石油・石炭、情報・通信、証券、商品など28業種が値上がり。値下がりは、ゴム、輸送用機器、その他製品など5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、イビデンが+7.08%と上昇が目立ち、ディスコ、レーザーテック、東京エレクトロンなど23銘柄が高かった反面、ジーエヌアイG、ソシオネクスト、任天堂など7銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,287円21銭、+276円95銭、TOPIXの終値は2,286.59ポイント、+9.54ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億10百万株、同売買代金2兆9,084億円。
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