30日、米株高が好感され3日続伸、売買代金も9営業日ぶりに3兆円を上回る
- 2023/8/31
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
30日、米株高が好感され3日続伸、売買代金も9営業日ぶりに3兆円を上回る
30日、米経済指標が予想を下回り長期金利が低下したことを受け、ナスダック総合指数など米主要株価指数が大幅高で終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は200円超上昇して始まり、買い一巡後に上げ幅を縮める場面があったが先物主導でもち直し、午前の取引終了前には32,557円をつけ330円高となる場面があった。一方午後に入ると、他のアジア市場で香港ハンセンや上海総合に加え、時間外のNYダウ先物などが伸び悩んでいたことから日経平均も徐々に上げ幅を縮め、午前の安値を下回って73円高となったが、取引終了間際にファンドのリバランスによる売買で商いが膨らみ、わずかにもち直して終えた。売買代金は8営業日ぶりに3兆円を上回った。
そうしたなか業種別では、銀行、機械、証券、商品、その他金融など22業種が値上がり。値下がりは、海運、小売、空運、電気・ガスなど11業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、芝浦メカトロニクスが+12.38%と上昇が目立ち、ジーエヌアイG(G)、ディスコ、ソシオネクストなど20銘柄が高かった反面、東京電力HD、川崎汽船、日本郵船など10銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,333円46銭、+106円49銭、TOPIXの終値は2,313.38ポイント、+9.97ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億50百万株、同売買代金3兆3,061億円。
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