20日、日経平均は続落で一時33,000円割れ、TOPIXは4営業日ぶりの反落で終了
- 2023/9/21
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
20日、日経平均は続落で一時33,000円割れ、TOPIXは4営業日ぶりの反落で終了
20日、米長期金利が上昇したことを嫌気した米国株が反落して終えていたことや、FOMCを前に前日下落したハイテク株を買い戻し、上昇していたバリュー株を売る動きが活発となったことで、全面安の展開となった。日経平均は小幅高で始まったあとすぐに売り物に押される展開となり、マイナスに沈んだ。また、マイナス圏でしばらく推移したあと、買いが優勢となってプラスに浮上する場面があったが、TOPIXの上値が重く、プラスに届かず売り物に押される展開になると、日経平均、TOPIXともに午前の取引終了にかけて下げ幅を広げる展開となった。また、他のアジア市場が軟調に推移していたことに加え、時間外のNYダウ先物もマイナス圏で上値が重たかったことから取引終了にかけてまとまった売り物がでて、節目の33,000円を下回ったが、終値では辛うじて維持して終えた。
そうしたなか業種別では陸運のみが上昇。値下がりは、海運、石油・石炭、電気・ガス、その他製品、紙・パルプなど32業種となっている。全市場の売買代金上位30銘柄では、アドバンテスト、日本たばこ産業、キーエンスなど7業種が値上がり。値下がりは、INPEX、トヨタ自動車、任天堂、ニデックなど23銘柄となっている。日経平均株価の終値は33,023円78銭、-218円81銭、TOPIXの終値は2,406.00ポイント、-24.30ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億74百万株、同売買代金4兆0435億円。
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