29日、反発して始まるも方向感のない値動きで日経平均、TOPIXともに続落
- 2023/9/30
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
29日、反発して始まるも方向感のない値動きで日経平均、TOPIXともに続落
29日、米国市場で、NYダウなど主要3指数が揃って上昇して終えていたことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は32,000円台を回復して始まると、直ぐに売り物に押されて上げ幅を縮め小幅高で推移していたが、9時半過ぎに先物にまとまった売り物が出るとマイナスに沈んだ。その後は他のアジア市場が反発していたことや、時間外のNYダウ先物がプラス圏で推移していたことなどから買い戻しが入って小幅なプラスに浮上する場面があったが、中間期末のポジション調整と見られるバリュー株売りに押され、TOPIXが下げ幅を拡大したことなどが重石となり、結局続落で終える結果となった。
そうしたなか業種別では、その他製品、精密機器の2業種が値上がり。値下がりは、海運、鉄鋼、鉱業、電気・ガス、石油・石炭など31業種が値下がりとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ディスコ、アドバンテスト、東京エレクトロンなど13銘柄が高かった反面、商船三井が-5.30%と下落が目立ち、川崎汽船、日立、日本製鉄など16銘柄が安く、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,857円62銭、-14円90銭、TOPIXの終値は2,323.39ポイント、-22.12ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億85百万株、同売買代金4兆9,096億円。
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