3日、4日続落、日米長期金利の高止まりを嫌気して売り先行となり大幅安で終了
- 2023/10/4
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
3日、4日続落、日米長期金利の高止まりを嫌気して売り先行となり大幅安で終了
3日、東京市場は前日の取引終了間際にかけて売りが優勢になった流れが継続し、小幅安で始まったあと下げ幅を広げる展開となった。日経平均は151円安で始まったあと節目の31,500円をあっさり割り込むと、下げ幅を広げる展開となった。午前中は31,300円を挟んだもみ合いが続いていたが、午後に入ってから日米の長期金利が高止まりしていたことや、他のアジア市場で取引が行われている香港ハンセン指数が大きく下落していたことも市場心理を悪化させ、バリュー株に売り物が膨らんだことなどから取引終了にかけて下げ幅差更に広げる展開となり、日経平均は31,157円をつけるなど一時602円安となる場面があったが、わずかに下げ幅を縮めて終えた。
そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がり。情報・通信、食料品、その他製品、小売、海運、空運、サービスなどの下落率が小さかった反面、鉱業、石油・石炭、非鉄金属、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石、電気・ガスなどの下落率が大きかった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、任天堂、リクルートHD、ソニーGの4銘柄が値上がり。値下がりは、ネクステージが-7.41%、INPEXが-6.49%、神戸製鋼所が-5.19%と下落が目立ち、三菱重工など24銘柄が値下がり。変わらずが川崎汽船、NTTの2銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,237円94銭、-521円94銭、TOPIXの終値は2,275.47ポイント、-38.97ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億31百万株、同売買代金3兆7,181億円。
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