5日、6営業日ぶりの大幅反発、米長期金利の低下や米国株の反発を好感
- 2023/10/6
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
5日、6営業日ぶりの大幅反発、米長期金利の低下や米国株の反発を好感
5日、米長期金利が低下したことを受け、NYダウやナスダック総合など、主要指数が揃って反発して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は206円高で始まり、その後は売り物に押されて上げ幅を縮めたが、売りが一巡すると、10月に入ってから前日までの大幅下落もあって買いが優勢となり、徐々に上げ幅を広げる展開となった。また、昼休み中に225先物が上げ幅を広げていたことから、午前の高値を上回って午後の取引が始まると、他のアジア市場で香港ハンセン指数が反発していたことや、時間外のNYダウ先物がプラスで推移していたことなどが買い安心感につながり、日経平均は31,083円をつけるなど一時557円高となる場面がった。ただ、31,000円を上回った水準では売り物に押され、伸び悩んで終える結果となった。
そうしたなか業種別では、証券、商品、その他金融、不動産、銀行、輸送用機器、空運、電気・ガスなど32業種が値上がり。値下がりは鉱業のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アドバンテストが+5.11%と上昇が目立ち、トヨタ自動車、三菱UFJFG、川崎汽船など27銘柄が高かった。一方値下がりは、INPEX、日本たばこ産業、小松製作所の3銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,075円36銭、+548円48銭、TOPIXの終値は2,263.76ポイント、+44.87ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億52百万株、同売買代金3兆7,403億円。
福永氏監修 Investors Handbook 2023 株式手帳 好評発売中
ご購入はここをクリック