17日、3日ぶりの反発、日経平均は一時600高となるも午後は膠着感が強まる
- 2023/10/18
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
17日、3日ぶりの反発、日経平均は一時600高となるも午後は膠着感が強まる
17日、イスラム組織ハマスとイスラエルとの戦争激化への懸念がいったん後退したことに加え、業績に対する楽観的な見方が広がったことを受け、NYダウなど主要指数が揃って上昇して終えていたことが東京市場の買い材料となった。また、バイデン大統領がイスラエルへの訪問を検討していると伝わると、戦争のエスカレートが防げるのではないかといった期待が膨らみ、日経平均は窓をあけて32,000円を上回って始まったあと上げ幅を広げる展開となり32,260円をつけるなど一時601円高となる場面があった。ただ買いが一巡すると徐々に上げ幅を縮めた。また買いが優勢となって午後の取引が始まったが、外部環境の不透明感が拭い切れず、膠着感の強い値動きとなり、32,000円台を回復して3日ぶりの反発で終えたものの上値は重たかった。またTOPIXも3日ぶりに反発して終えている。
そうしたなか業種別では、サービス、精密機器、不動産、その他金融、情報・通信、電気機器など29業種が値上がり。値下がりは、石油・石炭、鉱業、非鉄金属、紙・パルプの4業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ベイカレントコンサルティングが+8.14%と上昇が目立ち、TDK、リクルートHDなど25銘柄が高かった反面、任天堂、三菱重工、INPEXなど5銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,040円29銭、+381円26銭、TOPIXの終値は2,292.08ポイント、+18.54ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億91百万株、同売買代金3兆1,248億円。
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