18日、半導体関連株の下落を受け、下げる場面があったもののもち直して終了
- 2023/10/19
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
18日、半導体関連株の下落を受け、下げる場面があったもののもち直して終了
18日、米経済指標の結果が予想を上回り、米長期金利が上昇したことや、米国政府が半導体の対中輸出規制を強化すると表明したことなどが嫌気され、SOX指数など半導体関連株が売られたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は小幅安で始まったあと、売り物に押されて下げ幅を広げる展開となった。ただ売り込む動きは見られず、狭いレンジでの値動きとなっていたが、午後に売られて始まったあと、売り物に押されていた半導体関連株に買い戻しが入ってそのまま下げ幅を縮める展開となり、両指数ともにプラスに浮上し続伸して終えた。
そうしたなか業種別では、鉱業、陸運、銀行、石油・石炭、保険など19業種が値上がり。値下がりは、医薬品、ガラス・土石、非鉄金属、紙・パルプ、海運など14業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソシオネクストが+12.76%と上昇が目立ったほか、INPEX、塩野義製薬、三井物産など16銘柄がたかった反面、第一三共、川崎汽船、ソフトバンクG、オリエンタルランドなど14銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,042円25銭、+1円96銭、TOPIXの終値は2,295.34ポイント、+3.26ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億61百万株、同売買代金3兆3,556億円。
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