6日、指数は小幅高となるも、値上がり銘柄数は全体の79%と市場のかさ上げが続く
- 2016/9/6
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
6日、指数は小幅高となるも、値上がり銘柄数は全体の79%と市場のかさ上げが続く
6日、小幅に下落して始まったあと、プラスに浮上する展開となった。前日のNY市場が休場だったことから手掛かり材料不足となり、午前中の日経平均株価は小幅高でもみ合いとなった。一方TOPIXは薄商いのなかだったにもかかわら ず、徐々に上げ幅を広げる展開となった。また、午後に入っても日経平均株価の値動きは限定的だったのに対して TOPIXは上げ幅を拡大するなど強含んだ。そのため、日経平均株価の上昇率が0.26%だったのに対して、TOPDIXは0.65%と拡大したほか、値上がり銘柄の数が1561と、東証1部全体の79%となった。また、小型株や中型株指数の上昇が目立った反面、大型株はプラスになったものの値動きは冴えなかった。
そうしたなか業種別では、水産・農林、その他製品、建設、食料品、サービス、紙・パルプ、保険など28業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、海運、倉庫・運輸、鉄鋼、非鉄金属の5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、極楽湯(ジャスダック)の上昇が目立ったほか、ピジョン、アエリア(ジャスダック)、日本水産などが高かった。一方値下がりは、モバイルファクトリー(マザーズ)の下落が目立ち、モブキャスト(同)、アステラス製薬も安かった。日経平均株価の終値は17,081円98銭、+44円35銭、TOPIXの終値は1,352.58ポイント、+8.73ポイント。売買高は概算で15億42百万株、売買代金1兆6249億円。
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