[書評]欲望と幻想の市場 – 伝説の投機王リバモア
- 2015/3/27
- 書評

◆欲望と幻想の市場 – 伝説の投機王リバモア
エドウィン・ルフェーブル著/林康史訳 東洋経済新報社
伝説の相場師ジェシー・リバモアについて書かれた本です。名著として評判の高い本です。今から100年近く前の時代の本ですが、その優れた内容から長期にわたり、読み継がれています。昔の本なので、現在の時代背景にマッチしない記述などもありますが、それでこの本の価値が落ちることはありません。時代が違ってもマーケットでの人間の心理は変わらないことを教えられるます。ラインマーカー片手にじっくり読みたい本と言えます。
ちょっと気になるのは本書の邦題。原題は「Reminiscences of a Stock Operator」であり、直訳すると「株式オペレーターの回想」でしょうか。「欲望と幻想の市場」というタイトルには賛否両論あるようです。タイトルはともかく、中身は秀逸なので、是非読んでおきたい1冊です。