<雑感>対中制裁関税発動
- 2018/7/6
- 佐藤りゅうじブログ

ついに米政府による340億ドル相当の中国製品に対する追加関税が発動され、中国も報復関税に動きました。その後の値動きを見る限りでは、これらは織り込み済みであり、「事実で買われる」展開となっています。
ただ、今回は第一弾で、今後も米国の追加関税と中国の報復関税の打ち合いが続く可能性はあります。恐らく、両国間で落としどころについて、話し合いが持たれていると思いますが、今回の関税をきっかけに、中国でショックが起こると、市場は大混乱となるでしょう。
現在、中国は、景気減速の中、シャドーバンキングの取り締まりを強化しており、この結果、社債のデフォルトが急増しています。一部報道によると、デフォルトの額は、すでに過去最悪だった2016年3分の4に達しているそうです。
株式市場をみると、きょうの上海総合株価指数は、2700ポイントを一時下抜きました。この下のチャトポイントは、2016年に2度支持された2638ポイントになります。この水準を下抜くと。大節の2500ポイントを試すことになるでしょう。
このような状況の中、中国政府が安易に米国と妥協するとも思えません。いまのマーケットは、ちょっと楽観的すぎるような気がしています。キャッシュポジションを増やすか、オプション等で「もしも」に備えることを、考慮してもいいタイミングに思います。
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