<雑感>ECB理事会、利上げは一段と遠のくか
- 2019/4/10
- 佐藤りゅうじブログ

寒い。3月の東京の雪なら何度も経験あるが、4月に雪とは…。東京郊外では、「桜吹雪に雪舞い散る」らしく、とても美しかったそうだ。
さて、為替相場だが、ただただお寒い。ドルは、軟化はしているものの、依然として111円台での取引となっている。ユーロドルは、先週の値幅が71銭と、4年ぶりの閑散。今週に入り、ようやく戻り歩調となっているが、1.13台も回復できず、上値は重い。
今夜は、そのユーロ相場にとって重要な、ECB理事会がある。先月末、ドラギECB総裁は、「マイナス金利が市中銀行の収益性に与える悪影響を和らげる準備をしている」と述べていたので、今回の理事会では、このあたりが議題となる可能性がある。これが議題に上れば、マイナス金利のさらなる長期化の思惑が広がり、ユーロ売りにつながりそうだ。
ブレグジットの混乱が続き、IMFは世界経済見通しを再び引き下げ、トランプ米大統領からは、関税導入で揺さぶりを掛けられ、EU圏にはネガティブな材料が噴出している。ECBは、緩和政策を強める方向が続きそうだ。ユーロを買いにくい状況が続きそうだ。ただ、CFTC建玉明細をみると、ユーロショートがかなり溜まっており、一時期に噴き上げる可能性はありそうだ。ただ、そこは売り場と解釈されるとみる。
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