☆5月15日のポイント・・・ドル円、109円割れ遠のく
- 2019/5/15
- 佐藤りゅうじブログ

ダウとSP500が2.4%下落、ナスダックが3.4%下落、さすがにトランプさん焦って、「中国との貿易協議が成功すると感じている」、「中国との協議が成功か3-4週間以内に分るだろう」と口先介入か、おいおい超大国大統領が、株価をここまで露骨に支援するとはね。やはり、急落すれば、この手の話が出てくるんだね。予想はしていたけど、舌の根の乾かぬ内ってこう言うことかな。しかし、さらに驚いたのは、今日(14日)のダウが、今のところ300ドル超も上げていることだ。トランプさんを信じているんだね。高い支持率が頷ける。
為替市場だが、対円を除けば、ドルが引き続き強い。ただ、今日のトランプさんの発言で、ドル円は、109円台後半まで戻してしまったので、今週の108円台は厳しいそうだ。株安を背景にドル円が下落しても、トランプさんの口先介入があるとの思惑から、突っ込んだところは買われやすくなっただろうしね。スワップを考えれば、ドル円の下攻めの長期戦はきつい。あくまで短期決戦が中心になる。週初に書いたが、今週は戻り場面になりそうだ。昨日、109円割れ目前まで下げた時は、きたか!と思ったけどね。割れたら、走りそうだったので、残念。これで値動きが悪くなれば、元の木阿弥。
一方、オージードルは安値を更新した。ズルズルと下げているが、値幅が出ない。こちらは、16日の豪雇用統計が勝負ところかと思う。まぁ、レンジは下方ブレークしているうえ、ここで利下げ観測が出るようなら、0.68台前半くらいはあるかと・・・。
ユーロドルは、再び1.11台に沈みそうな勢いだ。ZEWが悪い数値だったのに、あまり売られなかったので、上をやりたいのかな?って思ってみたいたが、1.12半ばが壁になってきたね。サルビーニ伊副首相・同盟党首が「雇用を誘発するために、政府は財政赤字の対GDP比で3%を超える準備をしている」との話も、売りが強まった背景だ。ただ、なんだか、以前に比べて、下げ渋りがみられるのが気にはなっている。まだ、1.12ミドルで売って、まだショートなんだけど、なんだろうなぁ。あまり時間かかるなら、一旦、撤退もと思っている。ラジオで何回も言っているけど、今年、どこかで流れが変わると思っている。ただ、いまじゃないよなぁ。。。
最後にポンドドル。メイさんの辞職の思惑が出ている。JPモルガンもメイ英首相が6月末以降も職にとどまるのは難しいとの見方を示したみたいですね。この通貨も、これまで述べてきたけど、政治混乱に実勢悪で、売られやすいとの見方に変更はない。ただ、私自身、あまり取引しない通貨なので、イマイチ、値動きの特徴が・・・。
明日(15日)は、独GDP、ユーロ圏GDPの発表があるので、ユーロが動意づきそう。ただ、最近、欧州勢はあまりやる気がないのか、欧州時間の値動きが悪い。主導権はNYか。
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5月15日の主な政治経済イベントは以下の通りです。
11:00
中国4月鉱工業生産
前年比:予想6.50%(前回8.50%)
年初来/前年比:予想6.50%(前回6.50%)
中国4月小売売上高
前年比:予想8.60%(前回8.70%)
年初来/前年比:予想8.40%(前回8.30%)
15:00
独第1四半期GDP速報値
季調済/前期比:予想0.40%(前回0.00%)
調整済/前年比:予想0.70%(前回0.60%)
18:00
ユーロ圏第1四半期GDP改定値
季調済/前期比:予想0.40%(前回0.40%)
季調済/前年比:予想1.20%(前回1.20%)
21:30
米4月小売売上高
前月比:予想0.20%(前回1.60%)
除自動車/前月比:予想0.70%(前回1.20%)
米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
予想8(前回10.1
22:15
米4月鉱工業生産(前月比)
予想0.10%(前回-0.10%)
米4月設備稼働率
予想78.80%(前回78.80%)
22:30
クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長 議会証言
23:00
米5月NAHB住宅市場指数
予想64(前回63)
1:00
バーキン米リッチモンド地区連銀総裁 講演