10月15日のポイント・・・ドル円の108円台半ばは重いか
- 2019/10/15
- 佐藤りゅうじブログ

米中の部分合意というのは、実際はどうなのだろう。中国サイドから、署名前にさらになる交渉を希望との報道がある。部分合意については、表向きだけ取り繕ったのかと思ったが、中国が再交渉を望むというのなら、そこまでもいっていないということだろうか。トランプさんが、株価が下がると握手するそぶりをみせるし、正直に言って、よくわからない。
10日の朝に香港紙サウスチャイナモーニング紙が、「今日からの閣僚級協議に先立って月曜、火曜と行われた米中次官級協議では、主要貿易問題で目立った進展がなかった」と応じ、これを米国サイドが否定したが、この報道自体は、正しかったように思う。少なくとも、トランプサイドからの話は、あまり当てにしない方がよさそうだ。
ドル円について言えば、108円台半ばの売りをこなせば、8月1日に高値109.32を視野に入れた展開になりそうだ。ただ、ここから、あまり買いたくもないなぁ。109円台は売りかと思っている。もっとも、大相場になりそうにはないので、丁寧な利食いが必要だし、107円台があれば、買いでもいいかと。
10月15日に主な政治経済イベントは以下の通りです。
9:30
豪準備銀行(RBA)理事会議事録
黒田日銀総裁 支店長会議で挨拶
10:30
中国9月消費者物価指数(前年比)
予想2.90%(前回2.80%)
中国9月生産者物価指数(前年比)
予想-1.20%(前回-0.80%)
13:30
日本8月第3次産業活動指数(前月比)
予想0.60%(前回0.10%)
17:25
ブラード米セントルイス地区連銀総裁 講演
17:30
カーニー英中銀(BOE)総裁 講演
17:30
英8月ILO失業率(3カ月)
予想3.80%(前回3.80%)
18:00
独10月ZEW景況感指数
予想-25(前回-22.5)
22:30
ボスティック米アトランタ地区連銀総裁 講演
4:30
デーリー米サンフランシスコ地区連銀総裁 講演