3月16日のポイント・・・G7緊急首脳会議、戻り売りの展開か
- 2020/3/15
- 佐藤りゅうじブログ

13日の相場には、驚いた。ドル円が108.50まで戻すとは思っていなかった。米国が非常事態宣言を出したが、まさか101円まで下落したドル円が108.50まで戻すとはね。ここまで戻してってことは、買い方が潰れてはいなかったのだろう。
ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和をステルスではなく、正式に始めたことで、相場が落ち着いてくれば、円高にまた振れると思っている。米国は、減税も実施するので、財政赤字も拡大する。そんな国の通貨が、積極的に買われ続けるとは思っていない。
とは言え、これだけ値動きが荒いので、大枠でドル円は売りと捉えながらも、買い出動も考えている。ドル円は、101円でダブルボトムを形成し上げてきている。このため、103-104円台は枚数を抑えて買おうと考えている。107円台から上は売り目線。110円を超えてくるようなら、また考えるとしたい。
明日は、いくらくらいで寄り付くのかな?過去2週間はギャップダウンだったけど・・・。バンカメは、FRBが15日夜にもコマーシャル・ペーパー(CP)市場の流動性支援に向けた措置を発表する可能性があるとレポートを出していた。この通りになれば、16日の東京時間は、株高から円安かもしれないね。
また、明日は、G7緊急首相会議もある。米国は、ここで各国の協調姿勢が確認されると、株は一段高がありそうだ。今週も忙しくなりそうだ。
今年で13年目になります。これもひとえに、みなさまのご愛顧あってのことです。本当にありがとうございます。
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3月16日の主な政治経済イベントは以下の通りです。
8:50
日本1月機械受注
前月比:予想-1.0%(前回-12.5%)
前年比:予想-1.1%(前回-3.5%)
9:01
英3月ライトムーブ住宅価格(前月比)
予想:N.A.(前回0.80%)
11:00
豪ヒース豪中銀(RBA)経済析担当 講演
中国2月鉱工業生産(年初来/前年比)
予想:-3.00%(前回5.70%)
中国2月小売売上高(年初来/前年比)
予想:-1.70%(前回8.00%)
21:30
米3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
予想:5.1(前回12.9)
22:00
主要7カ国(G7)緊急首脳会議(テレビ電話)