☆来週の予定(4/12~)・・・米小売売上高、カナダ政策金利、新規失業保険申請件数、etc
- 2020/4/11
- 佐藤りゅうじブログ

新型コロナウイルスの災禍が広がっています。家から出ないことが、一番大切のようですね。息苦しさも感じますが、いまが辛抱の時ですね。
さて、今週のマーケットですが、リスクオンの状況になっていますね。FRBを中心に各国の緩和政策が効いているうえ、日本の月曜早朝にトランプ米大統領が「新型コロナウイルスの感染拡大に安定化の兆候見られる」と述べました。
また、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長が、新型コロナウイルスの感染拡大において、状況は来週にも好転し始める可能性があると発言したことも好感されたようです。
そして、FRBは、中小企業や地方自治体を対象とした融資プログラムを拡充すると発表しました。これは大英断です。中銀の役割を変えるものでもあります。詳しくはブログで書こうと思いますが、これは効いてくるでしょう。
為替市場は、FRBの金融政策がもっともドラスティックであるうえ、基軸通貨でもあることから、ドルが主要通貨に対し徐々に弱くなっています。相場ですから、またドル不足等が叫ばれれば、ドルが急騰する場面もあるでしょうか、大きな流れとしてはドル安に転じていくとみています。
来週ですが、月曜はイースターマンデーなので、欧州、オセアニア市場は休場です。相場が大きく動きだすのは、月曜のNY市場からです。経済指標は、米小売売上高などがありますが、悪い数値が出てくるのはわかっているので、指標では相場が大きく動かない可能性が低いと思います。
引き続き、新型コロナウイルスの感染状況と、各国政府・中銀に政策が相場のメインテーマになるでしょう。
4月12日からの一週間の主な政治経済イベントは以下の通りです。
—【13日】—————————————————————
トルコ経常収支(2月)
トルコ鉱工業生産指数(2月)
休場:欧州、豪、NZ、香港、南ア(イースターマンデー)
—【14日】—————————————————————
中国貿易収支(3月)
米輸入価格指数(3月)
エバンズ米シカゴ地区連銀総裁 講演
—【15日】—————————————————————
仏消費者物価指数(3月)
米MBA住宅ローン申請指数
米小売売上高(3月)
米NY連銀製造業景気指数(4月)
米鉱工業生産・設備稼働率(3月)
カナダ銀行政策金利発表
米対米証券投資(2月)
地区連銀経済報告(ベージュブック)
—【16日】—————————————————————
豪雇用統計(3月)
独消費者物価指数(3月)
スイス生産者・輸入価格(3月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(2月)
米住宅着工・許可件数(3月)
カナダ製造業出荷(2月)
米フィラデルフィア連銀景況指数(4月)
米新規失業保険申請件数
—【17日】—————————————————————
中国GDP(1Q)
中国鉱工業生産指数(3月)
中国小売売上高(3月)
日本鉱工業生産指数(2月)
ユーロ圏消費者物価指数(3月)
米景気先行指数(3月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください→経済統計スケジュール