景気のバロメーター「銅」は景気回復示唆?

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このところ、欧州の一部の国で外出制限の一部緩和が実施されたり、米国では非常事態宣言の解除後の見通しが示されたりと、海外からは少しずつだが明るい話題も入ってくる。これは株式市場にも現れており、ダウ平均株価は4月の騰落率が29日までで、17%を超える上昇となっている。

それだけ、各国中央銀行、特にFRBの金融緩和が効いているのだと思う。ただ、そうなるとこれが、「行き場を失ったお金」が向かっているだけという懸念も出ている。昨日発表された米第1四半期GDPがマイナス成長になったことや、原油相場の急落をみると、心配になってくる。

一方、その用途の多様性から景気のバロメーターと言われる、銅相場の値動きをみると、この景色が変わってくる。銅の指標価格とされるLME銅3カ月物の値動きみると、銅価格は、1月16日に6343ドルの高値を付けてから、3月19日には、新型コロナウイルスの影響から、4355ドルまで急落した。だが、その後、各国中銀の緩和政策が奏功し、4月29日には5280ドルまで上昇した。

銅の最大の消費先は中国であり、総需要の約半分が中国向けである。実際、中国のPMI製造業景況感指数と銅価格は同じような動きをみせる。同国の発表する経済指標等は、あまり当てにならないが、LME銅が買われているということは、中国経済の回復には、多少なりとも期待をしてもよさそうだ。もちろん、投機玉も多いだろうが、商品相場の場合、しっかりとしたトレンドが発生する場合、ファンダメンタルズ要因が付いてくる。

為替相場から考えると、銅価格は株式市場の先行指標となることも多いことから、株高からリスクオンになることが予想される。そして、各国中銀の緩和政策はしばらく続くことから、大きな流れとしては、ドル売り相場が続くことになりそうだ。ただ、こういう時にかぎって、信用不安などが台頭することも多いので、そのことは頭の片隅にでも、入れておきたい。


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