〈雑感〉クロス円手主導でドル円は下値を試すか
- 2020/6/11
- 佐藤りゅうじブログ

まもなくNY時間に入りますが、ドル円は、107円前後でのもみ合いとなっています。欧州序盤に106.80付近まで突っ込みましたが、107円台に戻しました。
ここまで3日連続で比較的実体の長い陰線が立っており、地合いの悪化が続いています。値動きをみると、ストップロスを巻き込んだような下げはなく、断続的に投げが出ている様子です。セリングクライマックスは、まだ先のように思います。
クロス円の重さをみると、再度下攻めがあってもいいかと。この下のテクニカルポインは以下のようになります。
5月13日の安値106.74が最初の関門。この水準を割り込むと、一目均衡表の雲の下限がある106.45あたりが次のターゲットになりそうです。
雲を下抜くと、節目の106円を意識した展開になりそうです。この水準は、5月6日、7日と二日間に渡り105.99で下げ止められており、押し目買い意欲は強そうです。
ただ、ここを下抜くと、105円台に沈むと、特に目立った支持が見当たらないことから、105.50や105.00といった節目を意識した展開となるかとみています。
ユーロもオージーも調整安場面に入ったようですし、こんどはドル買い・円買いでクロス円の下げが大きくなるかと思っています。