〈雑感〉いつものドル売り・円売り
- 2020/6/23
- 佐藤りゅうじブログ

きのうのドル円の値幅は、わずか27銭でした。商売あがったりです。もっとも、相場全体をみると、ドル売り・円売りの見慣れた展開です。
ユーロドルは1.1500が支持になり反発、オージードルも0.6800前後がサポートになったようです。豪中銀のロウ総裁が、「豪ドルの最近の上昇は現時点では問題ではないと」と述べたことも支援材料になったようです。
などと書いていたら、米中協議に対するナバロ米大統領補佐官の「米中協議が終わった」と発言したことからドル買い・円買いとなりましたが、その後、トランプ大統領がこれを否定し、往って来いとなっています。ドル円は、107.20付近まで上昇し、チャートポイントに迫っています。
今日の午前中の動きはさておき、直近のドルの調整高場面をみていて思ったのですが、ドルの戻りが浅いです。ユーロドルの1.1100割れもなかったですし、オージードルも1500ポイント超の上昇をやったにもかかわらず、押しは250ポイント前後でした。
この動きをみると、大きな流れとしての、ドル売りの流れが進んでいるようにみえます。いまは、その流れが緩やかかもしれませんが、FRBの政策を考えると、ドル安が急加速してもおかしくないでしょう。また、その中で、円のみが売られることにも違和感があり、これもいずれ、円高に振れるとみています。夏には105円を割れて、100円接近も、などと考えています。