〈雑感〉やりにくい相場
- 2020/6/30
- 佐藤りゅうじブログ

どの通貨も方向性がいま一つ出ないですね。ドル円も、107.88まで上げましたが、じゃ、ここから買って108円取って、上値を試すのか?なかなか難しいように思います。このところの為替相場は、NY勢主導となっており、大きく動くのはNY時間です。昨日も、ドル買い相場となったのは、NY時間でした。
このNY市場の動きが曲者で、きのうは東京中盤からユーロドルの上昇を帳消しにしてしまいました。往って来いでは、相場は育たないし、取引もやりづらいですね。こういう時に、狭いレンジ相場を取りに行って、ストップだけ付けられて投資資金が目減りするなんてことありませんか。私、そういう経験があって、膠着相場には手を出さないように心がけています。まぁ、膠着とわかるまで、1-2回やられることもあるのですが・・・。
こんな相場では、無駄な取引をしないことが肝要です。「待つのも相場」です。今年の相場は、FRBが7兆ドルまでバランスシートを拡大させているうえ、各国中銀も輪転機を回し続けています。このため、3月の乱高下で終わるということはないでしょう。ダウの500ドル前後の値動きに、なんだか見慣れてしまったいま、次は為替相場かなと思っています。大相場に備えて、ここは投資資金を温存させる場面かと思います。