〈雑感〉じわりドル安、ドルスイスの下方ブレイクが狼煙となるか
- 2020/7/9
- 佐藤りゅうじブログ

昨日の取引をみていると、じわりとドル安が進んでいる印象がある。ただ、どの通貨も、あと一歩が足りない。
ユーロドルは、昨日、1.1352まで上昇した。ただ、1.1350前後は、6月16日、6月23日、7月6日、そして昨日と4回も抑えられている。そろそろ、この水準を突破し、6月10日の高値1.1422、さらには1.1500を試す展開へ発展してもいいと思うのだが、扉はなかなか開かれない。6月10日から、約1カ月かけて日柄で調整中となっている。
ドル円は、21日線のある107.24付近の攻防となっている。この水準も、6日の107.26、7日の107.25、そして昨日の107.20と支持されており、押し目買い意欲の強い水準だ。21日線をしっかり下抜き、107円の攻防となれば、下攻め再開となりそう。
豪ドル・ドルは、またしても、0.70台乗せに失敗している。過去22営業日、NYクローズは0.68台と0.69台となっており、レンジ放れが待たれる。
と言った感じで、ドル安が進んではいるが、どの通貨もチャートとポイントを攻めきれていない。ただ、そんな中、ドルスイスが、ようやくNYクローズベースで0.9400を下抜いた。あとは、0.9370近辺をしっかり割り込むと、0.91台を目指した下げ相場となりそうだ。ドルスイスの下方ブレイクがドル安の狼煙となり、相場が動き出すといいのだが・・・。