〈雑感〉金が史上最高値更新、ドル安基調続く
- 2020/7/28
- 佐藤りゅうじブログ

ドル安が進んでいますね。直近の急伸のきっかけは先週のシルバーの暴騰ですが、昨日、ゴールドが2011年9月に付けた高値1924ドルを上抜き、史上最高値を更新、きょうも1973ドル付近まで上昇しており、大節の2000ドルが目前に迫っています。ここにきて多少過熱感もありますが、2022年まで米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利政策を維持するなら、2000ドルも通過点に過ぎないでしょう。
ゴールドほどではないですが、為替市場でも、ユーロドルの上昇が目立っています。今日の取引では、1.1770付近まで上昇しています。ユーロドルは、2018年6月以降、1.18台半ばで戻りを抑えられており、1.18台では上げ一服となる可能性がありそうです。ただ、大きな流れとしては、1.2000を試す展開とみています。
ドル安でコモディティが上昇すると、米国はいずれインフレになりますね。また、数年後には米国の双子の赤字が問題になるでしょうから、そのあたりが、米国にとってはピンチなるかもしれません。米国としては、イールドカーブをコントロールし、外国には米債を買ってもらうつもりでしょうが、出口戦略への移行を考えると、怖い思いがします。まぁ、まずは、あと数年はあると思われる、官製バブルでしっかり稼ぐことを考えるのが先決ですかね。