9月9日のポイント・・・ポンド続落か、クロス円の下落がドル円を下押し
- 2020/9/9
- 佐藤りゅうじブログ

昨日は、ポンド主導で主張通貨が対ドルで下落となりました。
ポンドドルは、これまで支持として機能していた1.3000をしっかり割り込み、1.29前半まで下落しています。
この下の水準ですが、1.2770付近、1.2600近辺あたりがポイントになりそうです。いまのプライスから150ポイント以上離れているのですが、ポンドドルは7月20日から10連騰して1.31半ばまで上げており、上昇過程で節らしい節を作っていません。
このため、ちょっと下値が読みにくいのですが、値動きの激しい通貨であるうえ、ハードブレグジットの可能性が高まっているので、昨日のように200ポイント前後、一方的に下げても不思議はない状況です。
このポンドの下落が、主要通貨の対ドルでの下落を招き、それがクロス円の下落まで波及し、ドル円の売り圧力が強まっています。ただ、ドル円の場合は、105.50、105円と節が多いので、簡単には下方向に大きく動かないとみています。
また、どうも最近のドル円は、上値を追っての買い、突っ込んでの売りが報われないことが多いことも、売りをためらわせそうです。
ただ、米株が崩れてきているだけに、一応、下値には注意しておきましょう。
9月9日の主な政治経済イベントは以下の通りです。
10:30
中国8月消費者物価指数
前年比;結果2.40%、予想2.40%(前回2.70%
中国8月生産者物価指数
前年比:結果-2.0%、予想-1.90%(前回-2.40%
14:45
スイス8月失業率
結果3.30%、予想3.30%(前回3.20%)
スイス8月失業率(季調済)
結果3.40%、予想3.30%(前回3.30%)
20:00
米MBA住宅ローン申請指数
予想N.A.(前回-2.00%
21:15
加8月住宅着工件数
予想21万7500件(前回24万5600件)
23:00
加中銀(BOC)政策金利
予想0.25%(前回0.25%)
23:00
米7月JOLT求人
予想600万(前回588.9万)
2:00
米10年債入札(350億ドル)