9月11日のポイント・・・ドル安の流れに戻るか
- 2020/9/11
- 佐藤りゅうじブログ

注目されたECB理事会ですが、「ユーロ相場は気にしているが、目標は持っていない。ただ、インフレに直結する問題なので、注意深く見守る」とラガルドさん会見で言っていましたね。
そのあとのプライスアクションは、まずはユーロ高でした。その後、ポンドの断続的な売りが、対主要通貨でのドル買いにつながり、ユーロドルは往って来いとなりました。
マーケットは、ECBは、それほどユーロ高を気にしているはいないとみたいようです。
まぁ、ユーロ高、ユーロ高と言いますが、別にユーロの独歩高でないです。ユーロポンドもユーロスイスも下落していました。背景にあるのは、FRBの超緩和政策によるドル安です。
ラガルドさんも、そのあたりは十分わかっているでしょうし、市場参加者もこの時点で、ECBが対ドルでのユーロ高に手を打つとは思っていないでしょう。日銀と違って、ECBは、簡単に介入しないでしょう。その意味では、打つ手も限られますしね。
基本的には、ドル安方向継続でいいと思っています。ただ、相場をかき乱しているのは、ポンドです。EUとの間で決まったことを反故するとは・・・。ちょっと信じがたいです。
そりゃ、売られますわな。この、ポンドの下落にユーロやオージーが引きずられてしまって相場がわかりにくくなっていますね~。まぁ、基本は買いだと思っているのですけどね。
9月11日の主な政治経済イベントは以下の通りです。
8:50
日本8月国内企業物価指数
前月比:予想0.20%(前回0.60%)
前年比:予想-0.50%(前回-0.90%)
15:00
英7月月次GDP(前月比)
予想6.7%.(前回8.70%)
英7月貿易収支
予想30億(前回53億3600万)
英7月商品貿易収支(英ポンド)
予想-61億(前回-51億1600万)
15:00
英7月鉱工業生産
前月比:予想4.10%(前回9.30%)
前年比:予想-8.70%(前回-12.50%)
英7月製造業生産
前月比:予想5.00%(前回11.00%)
前年比:予想-10.50%(前回-14.60%)
15:00
独8月消費者物価指数確報値
前月比:予想-0.10%(前回-0.10%)
前年比:予想0.00%(前回0.00%)
独8月EU基準消費者物価指数確報値
前月比:予想-0.20%(前回-0.20%)
前年比:予想-0.10%(前回-0.10%)
17:00
バイトマン・独連銀総裁、ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
21:00
レーンECBチーフエコノミスト 講演
21:30
米8月消費者物価指数
前月比:予想0.30%(前回0.60%)
前年比:予想1.20%(前回1.00%)
コア/前月比:予想0.20%(前回0.60%)
コア/前年比:予想1.60%(前回1.60%)
3:00
米8月月次財政収支
予想N.A.(前回-630億)