〈雑感〉きな臭い動き
- 2020/9/22
- 佐藤りゅうじブログ

何だかマーケットは、きな臭い感じがしてきましたね。昨日は、「フィンセン文書」で、JPモルガン、HSBC、ドイツ銀などが、マフィアなどのマネーロンダリングと承知で送金などを扱っていたことが明らかになり、銀行株が急落しました。
また、先日、GMから約20億ドルの出資を受けたEVの二コラが詐欺の疑いを、空売り投資家のヒンデンブルグ・リサーチから掛けられ、会長のミルトン氏が辞任しました。
エンロン事件やサブプライム問題の時もそうでしたが、株価が歴史的な高値圏で危うい動きをみせると、このようのスキャンダルが浮き彫りになり、株価が暴落することがよくあります。フィンセン文書や二コラ会長辞任が、そうなるかはわかりませんが、マーケットのムードとしては、あまり良くないですね。
ゴールドは一時、1888ドル付近まで急落し、ドルも買われていました。信用収縮が起きると、ドルを手当てする動きが高まります。リスクオフの流れが加速してきました。また、ECB、RBAともに自国通貨高に対し、口先介入をし始めましたね。そんな、水準でもないと思っていたのですが、危機感があるのでしょうね。
この流れが続くと、為替市場では、円買い・ドル買いになりやすく、クロス円の下げ余地がさらに拡大しそうです。個人的には、ドル円とユーロ円のショート、どちらも戻りをまた売ってやろうと思っているのですが・・・。どうなりますかね~。