1月8日のポイント・・・不穏
- 2021/1/8
- 佐藤りゅうじブログ

Capital Hill で起こったことは、クーデター、テロの類のものですね。共和党のマコネル上院院内総務も非難していましたが、それを大統領が先導していたとなれば、任期が残り2週間でも大統領を罷免し、修正憲法第25条の適用が妥当かと思います。なにせ「核のボタン」を持っていますからね。
米国がそんな状況でも金融市場は、資産バブル的な動きを強めています。米国株は主要3指数が最高値を更新、原油も続伸、そして、ビットコインはなんと4万ドルまで上昇しました。米10年債は1.08%まで上昇(価格は下落)しており、ゴールドが民主主義の危機の状況でも1900ドル前後に位置しているのは、このせいかと思います。
ビットコインには、大手金融機関も参入してきており、確実にゴールドの代替資産、というかライバルになってきているように思います。JPモルガンチェースは、ビットコインがゴールドと同等になる時、ビットコインの価格が14万ドルになっているとのレポートを出していましたが、14万ドルまではわかりませんが、まだ、上値余地はありそうです。
さて、このまま資産バブルが続くと、バイデン政権は大型の財政出動が本当にできるのかなぁ?とふと考えてしまいます。金利も上昇していますし、FRBが相場を冷やす可能性もあるかと思っています。また、ビットコインが何らかの理由で急落すれば、市場全体が冷えるでしょう。いずれにせよ、この状況で相場が冷や水を浴びせられると、一時的にせよドル買いが強まるので注意が必要かと思います。
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