1月14日のポイント・・・確証バイアス
- 2021/1/14
- 佐藤りゅうじブログ

人間は、自分が信じていることを裏付ける情報だけを探し、自身の考えを強化してしまう、いわゆる、確証バイアスがあることは、よく知られています。例えば、トレーディングでは、円高に方向に向かいそうだなぁ~と思ったら、そういった記事やレポートばかり読んでしまい、自分と反対の意見は重要視しないといった感じです。
昨年から為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和政策の継続と米政府の財政拡大により、長期のドル安観測が強まっています。実際、昨年はドル安になりました。ただ、ここにきて、長期金利の上昇により、ドルを買い戻す動きがみられます。もし、長期金利の動きに対し、ドルが素直に動くなら、それはそれでいいのですが、昨日の相場をみると、長期金利が下落しても、為替市場ではドル売りには、ほとんどなりませんでした。
この値動きをみても、市場参加者に合理性はなく、都合のいい材料にだけ、反応しているのが分かります。目先的には、理由はともかく、ドル高方向に動かしたいようです。中長期でドル安のシナリオを維持するなら、そこが、ドルの戻り売り場面になりそうです。
しかし、20日に大統領就任式を控えて、いま米国メディアのニュースをみると、ドルは買いたくないなぁと個人的には思うのですが、買いの主体米国勢。米国人は、あまり気にならないのですかね。それとも、私が確証バイアスに陥っているのか・・・。
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