1月15日のポイント・・・材料出尽くし
- 2021/1/15
- 佐藤りゅうじブログ

パウエルFRB議長の講演、バイデン次期米大統領の景気対策公表とイベントが続きましたがマーケットの反応は鈍かったです。景気対策については、きのうの東京時間のお昼頃、ニューズウィークが報道した影響もあったのでしょう。
パウエルFRB議長も予想通りのハト派な内容でしたが、金利が上昇している状況で、資産買い取りの変更に関する議論は時期尚早という考えを示したので、もう少し金利が下げて、ドル安になるかと思っていたのですが、金利はあまり下げず、ドル安も一瞬でした。012時頃から、議長の講演に向けてややドル売りになっていたので、それを手仕舞っておしまいというマーケットでした。
これで目先の材料は出尽くし。今日は、盛り上がりに欠ける一日になりそうです。次は、バイデン次期米大統領の大統領就任式あたりがポイントになるとみています。米国では、不穏な動きもあるようで、注意はしておきたいです。大統領就任式が恙なく終わり、米国内の混乱も収束に向かえば、短期的にはドル買いかと思っています。
なお、16日のドイツキリスト教民主同盟の党首選が行われます。ここでの勝者が、ポストメルケルの最右翼となります。現在、メルケル氏と犬猿の仲と言われる保守派のメルツ元院内総務がリードしています。メルツ氏が勝利すれば、外交政策にも影響が出てくるとみられることから、ユーロにとっては一時的にせよ弱材料となる可能性がありそうです。
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