2月11日のポイント・・・ポンドに追随するのは?
- 2021/2/11
- 佐藤りゅうじブログ

注目されたパウエルFRB議長の講演は、「米最大雇用の実現、金融緩和政策以上の支援が必要」と述べるなど、予想された通り、ハト派的な内容となりました。また、質疑応答では、「インフレの大幅または急速な上昇は見込んでいない」、「現状は財政刺激策が必要不可欠」と述べ、FRBの「一時的に2%を超えるインフレ率を容認する」方針を補完する回答を述べていました。
これに対するマーケットは、予想通りということもあり、株式市場と為替市場では限定的でした。債券市場では、CPIの上昇が緩慢だったこともり、買いが先行(金利低下)となりました。1月のドル買い流れも一服とう感じです。
コモディティの価格などをみると、インフレ懸念は高まっていますが、このことを本格的に懸念するのは、もう少し先のことかと思っています。株高、ドル安の市場が再び強まりそうです。
こうなってくると目先の注目は、すでに対ドルでの年初来高値を更新したポンドに、どの通貨が追随するかとなります。ユーロはユーロポンドの下落に押されており、ユーロポンドが反転してこないと厳しそうです。そうなると、オージードルでしょうか。0.77台は売り物が多いので、簡単には上抜けそうにありませんが、注意はしておきたいです。
ドル円?値動きが悪いので、最近、トレードの中心ではなくっているのですが、106円バックに105円台前半から売りで考えています。ただ、9日の東京の中盤以降に抵抗となっている104.90付近も売りが多そうなので、104円台後半から売っても良さそうですね。
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