☆来週の予定(3/7~)・・・米消費者物価指数、カナダ政策金利発表、ECB理事会、etc.
- 2021/3/6
- 佐藤りゅうじブログ

今週も米長期金利の上昇がマーケットを支配した印象です。また、パウエルFRB議長をはじめ連銀総裁やFRB理事から、長期金利の上昇をインフレ懸念ではなく、景気回復期待の表れとの発言が相次ぎました。恐らく、雇用統計の結果が分かっていたのでしょうね。
また、今日から、ブラックアウト期間に入ることもあり、口先介入の意味合いもあったのでしょう。今後も米長期金利の上昇は続くでしょうから、少しスピードを調整したいのだと思います。
ドル円は、108円台半ばまで一時上昇してきました。今週、ここまで上昇するとは、思っていませんでした。ドル円については、米長期金利の上昇と黒田日銀総裁の合わせ技ですね。パウエルFRB議長がツイストオペレーション、YCCを行う予定はないとしたのに対し、黒田さんは「イールドカーブ全体を低位で安定させるのが重要な状況」と述べたのですから、円は売られます。
さて、来週ですが、ユーロ、ポンド、オージーが対ドルでの重要なポイントを下抜いてきました。これらの通貨が対ドルで一段安となるか注目したいと思います。米国債の入札もあり、為替相場は、大きく動きそうです。
来週も頑張っていきましょう!
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3月7日からの一週間の主な政治経済イベントは以下の通りです。
—【07日】————————————————————-
中国貿易収支(2月)
—【08日】————————————————————-
日本経常収支(1月)
日本景気動向指数(1月)
スイス雇用統計(2月)
独鉱工業生産指数(1月)
ベイリー英中銀(BOE)総裁 講演
—【09日】—————————————————————
日本勤労者世帯家計調査(1月)
日本GDP(4Q)確報値
独貿易収支(1月)
独経常収支(1月)
南アGDP(4Q)
ユーロ圏GDP(4Q)
米3年債入札(580億ドル)
—【10日】—————————————————————
ロウ豪中銀(RBA)総裁 講演
中国消費者物価指数(2月)
中国生産者物価指数(2月)
トルコ雇用統計(12月)
仏鉱工業生産指数(1月)
米MBA住宅ローン申請指数
米消費者物価指数(2月)
カナダ銀行政策金利発表
米10年債入札(380億ドル)
米財政収支(2月)
—【11日】—————————————————————
トルコ経常収支(1月)
南ア経常収支(4Q)
南ア製造業生産指数(1月)
ECB政策金利発表
ラガルドECB総裁 記者会見
米新規失業保険申請件数
シェンブリ・カナダ中銀(BOC)副総裁 講演
米30年債入札(240億ドル)
—【12日】—————————————————————
英鉱工業生産指数(1月)
英製造業生産指数(1月)
英貿易収支(1月)
トルコ鉱工業生産指数(1月)
独消費者物価指数(2月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(1月)
カナダ雇用統計(2月)
カナダ卸売売上高(1月)
米生産者物価指数(2月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください→経済統計スケジュール