3月18日のポイント・・・長期金利の変動幅拡大
- 2021/3/18
- 佐藤りゅうじブログ

注目されたFOMCを通過しました。値動きとしては、ドル売りでしたが、強いトレンドが発生したといった感じではありません。ドル円など、すでに109円台前半に戻しています。オージーが強いですが、0.78台前半の売りをこなせるのかが勝負の分かれ目でしょう。
などと書いていたら、急に円買いになったので、なにかと思えば「日銀、長期金利変動を小幅拡大」とのニュースが流れていました。長期金利の変動幅は現行の±0.2%から±0.25%に拡大するようです。リークされてしまったのか、地ならしのつもりで情報を流したのかわかりませんが、世界的に長期金利が上昇する中、これ以上、抑え込むと市場が一段とゆがむと思ったのでしょうか。先日の黒田さんの発言は何だったのだろうと思いますが、雨宮副総裁は、変動幅の拡大を主張していたので、落としどころを探していたのかもしれませんね。
さて、これでマーケットは、円売り一服となるかもしれません。まぁ、108.50付近や108.35付近などポイントも多いので、簡単に下攻めにはならないでしょうが、109円台前半の上値の重さやロングも溜まっているので、クロス円が崩れるとドル円の値動きが大きくなりそうです。もっとも、中長期でみれば、107円台前半が崩されなければ、そこは押し目買い場面となりそうです。
なお、FOMCついては、ちょっと思うところもあるので、また、のちほど。
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