5月7日のポイント・・・インフレの足音
- 2021/5/7
- 佐藤りゅうじブログ

ゴールドがようやく1800ドルを上抜いてきました。いま、商品市場では、銅が2011年2月以来の高値となる1万117ドル、トウモロコシが2013年7月以来の高値768セント、大豆も同じく2013年7月以来の高値1609セント、 そして、新聞紙上でも取り上げられていましたが、材木は6日の取引で1700ドルまで上昇しました。ちなみに、去年の4月は251ドルでした。インフレが起きていると言ってもよさそうです。
サプライチェーンの寸断が依然として残っていることに加え、天候要因、製材所の不足等、各銘柄独自の問題は抱えており、まずはコストプッシュインフレが起きそうです。ただ、徐々に総需要も回復しています。量的緩和政策が効いているのでしょう。
最近の米国のニュースをみると、ワクチン接種の進捗から、アフターコロナの動きとなっています。今後、雇用も一段と回復してくるでしょうし、上記したように総需要も増えています。そう考えると、インフレ圧力は、今後も高まりそうです。いまの米連邦準備制度理事会(FRB)メンバーをみるとハト派と目される方が多く、年内のテーパリング開始は難しいでしょうか、このままいけば、来年には始まりそうです。市場は、先へ先へと目を向けますので、いまのところ落ち着ている米債利回りも徐々に上昇してくるかと思っています。
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