5月26日のポイント-ゴールドが1900ドル台回復
- 2021/5/26
- 佐藤りゅうじブログ

ゴールドが1900ドルを超えてきましたね。暗号通貨から流れたお金もあるでしょうが、昨日は、新築住宅販売件数がアナリスト予想に届かなかったことから、米10年債金利が低下し、これが買いにつながりました。金利上昇は、金利を生まない(ゼロではない)ゴールドにとっては、支援材料になります。
テクニカル的にみれば、5月17日に、これまで戻りを抑えていた1850ドル突破で目先の勝負はついています。次は、昨年11月と今年1月に上値を抑えられた1950ドル前後の攻防に注目です。
各国の中銀をみると、BOC(カナダ中銀)、RBNZ(ニュージーランド中銀)などから、政策変更の話がでていますが、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーやECB理事会メンバーから、テーパリングには慎重のようです。このこともゴールドの支援材料になるでしょう。また、実際にインフレ懸念が強まれば、株式市場を値動きが荒くなる中で、資金の逃避先としてのゴールド需要も出てきます。そう考えると、ゴールドが再び2000ドル台に乗せるのも、そう遠くないでしょう。
これだけジャブジャブの緩和政策から縮小に舵を切るには、相応の時間を掛けるでしょう。ゴールドが昨年8月7日に付けた史上最高値2072ドルを突破する可能性も低くはないと考えています。
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