<雑感>8月最終週はドル売りから?
- 2021/8/29
- 佐藤りゅうじブログ

注目されたジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演ですが、年内のテーパリングを再確認したものの、具体的な時期は示されず、新鮮味は感じませんでした。連銀総裁達から早期のテーパリングを訴える発言が相次ぐ中、シロクロ付けないことで株高を演出し、再選のために民主党沢左派の支持を取り込む。弁護士出身の議長さんらしいなぁと、少しひねくれた見方もしてしまいました。
さて、為替市場はそう大きく動いた訳ではないですが、ドル売りの反応でした。金曜日のドル売りで、前週のドルインデックスのレンジからの上放れが否定させており、29日からの週は、ドル売り優勢となりそうです。
ドルインデックスでみると、また、レンジ内押し戻されたことで、92ポイント前後まで下落を想定した方がよさそうです。
では、どの通貨を対ドルで買うかですが、先週、特に強かったのはオージーとキーウィです。しかし、両通貨とも戻り高値を取っていないうえ、直近安値の近辺に強い支持も見当たりません。ちょっと買いにくいです。むしろ、この両通貨については、今週、もしくはレーバーデー明けになってしまうかもしれませんが、戻り売りの場所を考えたいと思っています。
ユーロドルの押し目買い?
となると、買っていくのは、ユーロドルかポンドドルです。個人的にユーロドルの方が、なんだか見やすい(あくまで個人的な感触です。すみません)ので、ここではユーロドルを考えてみたいと思います。
27日の取引で、ユーロドルの上値が抑えられたのが1.1802付近。この水準は、8月13日に上値が抑えられた水準と同じです。節目ということも、意識されたのでしょう。この水準では、買いたくないです。一方、先週の反発場面で支持となったのは1.1725前後でした。ここを割ってしまうと、流れが変わる可能性があるので、ロングのストップはこの付近に置きたいです。そして、買い場としては、8月中旬以降、何度ももみ合いとなっている1.1750近辺と考えています。あくまで、現時点での個人的な考えですどね。
それでは、今週も頑張っていきましょう。