9月8日のポイントー 110~111円台は円買いオーダー並ぶ?
- 2021/9/8
- 佐藤りゅうじブログ

昨日は、値幅は自体は大きくありませんでしたが、ドル買いがしっかり入っていました。過去2週間ほどドル売りが続いたので、まずは調整というとこでしょうか。値幅が出ていなかったので、日柄調整の可能性もありそうです。いまの段階では、なんとも言えないです。ただ、ユーロドルは、短期のサポートを割っているので、次の戻りは売りを考えています。
しかし、ドル円、性懲りもなく110円台半ばに接近してきましたね。110.50超えて、110.80も突破するつもりなのかな?って書いていたら、落ちてきました(笑)。上値試すには、109.40を割って109円を試すなど、一旦、下攻めが必要かと思っています。
7月1日に公表された日銀短観では、2021年下期の想定為替レートが106.71です。この数値、かなり保守的な数値だと思います。7月1日公表の日銀短観は、6月調査です。当時のドル円は109-111円台です。実需としては、111円台で円が買えれば、想定レートより5円弱も円安で手当てできます。そう考えると、実需の円買いは110~111円台にかなりあるように思うのです。
もちろん、為替市場はその9割がスペキュレーションなので、実需を飲み込んで円安となることも十分にあります。ただ、買いオーダーが並んでいることが想像できれば、まずは、この水準をバックにした買いが入りやすいかと思っています。下攻めとなり、109.40付近で止まらない時、まず109円を割ってくると、徐々に企業の財務担当は手当てを始め、108円割れでは、売りが加速するかなぁ~と思っています。まぁ、絵に描いた餅ですけどね(笑)。