10月13日のポイントー 米消費者物価に注目、ドル円は114円台をうかがう
- 2021/10/13
- 佐藤りゅうじブログ

今日は注目の9月の米消費者物価指数の発表があります。前回、8月分が発表された9月14日は、アナリスト予想を下回れる数値となったことから、一旦、ドル売りになり、その後、ドル買いに転じる結果となりました。ユーロドルやポンドドルは上ヒゲの長い陰線を付けています。
今回のアナリスト予想は以下の通りです。
米9月消費者物価指数
前月比:予想0.30%(前回 0.30%)
前年比:予想5.30%(前回 5.30%)
コア/前月比:予想 0.20%(前回0.10%)
コア/前年比:予想 4.00%(前回4.00%)
予想を上回れば、インフレ懸念がさらに強まり、米債金利が上昇し、ドル買いにつながりそうです。金利上昇から株安となれば、ドル買い・円買いの可能性もありそうです。
きのう、ドルインデックスは終値ベースで年初来高値を更新しています。ユーロが弱いのがその背景にあります。そのユーロドルですが、昨日、年初来安値を更新し、1.1500割れが視野に入っています。今日のCPIをきっかけに売りが先行し、1.1500をしっかり割ると、1.12台を意識した展開となりそうです。
ドル円は、昨日も述べましたが、114円台が上値の一旦のメドと考えています。114円台は2017年以降、週足ベースで何度も止められた水準です。2018年11月28日の高値114.04、同年11月12日の高値114.21、同年10月4日の高値114.55など、チャートポイントが多くあります。トレードとしては、買い目線でいます。
ただ、きのうのように、クロス円が軟化するようなら、上値が重くります。ここまで、ほぼ一方的な上昇だっただけに、注意はしておきたいです。特に、きのう、113円ちょうどで支持されただけに、112円台に沈むと、売り圧力が強まりそうです。