10月14日のポイントー ドル円は調整局面か
- 2021/10/14
- 佐藤りゅうじブログ

きのうは、「そうなると難しくなるなぁ~」という値動きでした。ドル円は、CPIで上昇したのはいいですが、113.80と前日の高値113.79に対し一文新値で上昇が止まると、113.23まで下落という展開でした。「鬼より怖い一文新値」なんている相場格言がありますが、ちょっと悩ましいところ止まってしまいました。
CPI発表後、113.80までの値動きをみていると、60や70もかなり売りがあったように見えました。そして、80も相当売りが厚いように見えました。前回も述べましたが、114円台は、かなりの節です。直近の上昇が値幅を持っての上昇だっただけに、そろそろ、調整というところでしょうか。時間足では、ダブルトップを形成していますし、売りが出やすいそうです。
短期的にみると、ドル円の支持は113.20-30、そして12日に支持された113円前後あたりです。どの時間軸で取引を考えるかによりますが、直近の上昇を10月4日の110.85付近と捉えるなら、約3円の上昇に対し、113.20-30だと50-60銭幅の調整になりますが、少し小さいように思います。113円を割って、11日の東京中盤から欧州序盤にもみ合いとなった112.70-80付近までの調整があってもおかしくなさそうです。ここで下げ止まらないと、112円台は、直近の上昇でスルスルって上げてきたところなので、112円付近まで下落する可能性もありそうです。
まだ、長期の上昇トレンドは崩れていないので、112.80付近で下げ止まり、もみ合いとなるなら、このあたりは買いから入ってみたと思っています。しっかり割れてくるようなら、ショートで考えています。もっとも、113円を割らずに、再度、上昇する可能性も十分にあるので、113円台前半で試し買いというのもいいと思います。
ただ、いまのように大きなトレンドが一服した可能性がある時は取引が難しくなるので、ロットを落とすなどの取引の強弱をつける対応が必要になりそうです。