11月30日のポイントー 中長期ではドルの押し目買い場面か
- 2021/11/30
- 佐藤りゅうじブログ

「オミクロン株」相場も、いまのところ、ひと段落というところでしょうか。これで終わりなら、一日天下ですね。まぁ、まだ正体が見えていないというのが現状で、ショートの積み上がっていた円は、それ故に、急激な買い戻しが入ったのでしょう。それは、ユーロドルやNY原油も似たようなものでしょう。
ただ、状況的には、あまり変わっていないと思っています。米国と欧州の景気、さらには金融政策の行方を見比べれば、米国の方が強いです。先週発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録をみても、FOMC後の会見の印象より、インフレに対する警戒感が強いように思います。日米とみても、同様です。日本が緩和縮小に動くのは、まだまだ先のことになるでしょう。
そうなると、直近のドル売り場面は、中長期で考えるとドル円なら買い場探し、ユーロドルなら売り場探しとなりそうです。チャート的には、ドル円の11月9-10日の安値がある112.70-80は、ポイントになりそうです。この水準を割ってしまうと、下に走りそうです。買いで入るなら、113.20-30付近を考えています。
一方、ユーロドルは、1.1370-80あたりが節になりそうです。26日、金曜日の高値1.1331を超えてくると多少跳ねそうなので、跳ねた後のプライスアクションをみながら、1.1370-80あたりをバックに売りを考えています。ただ、買いに勢いが付くと売りにくいので、ショートで入るにしても、時間足か30分などで、ソーサートップやダブルトップなどの、天井形成のチャートをみてから入ろうと思いっています。
ユーロドルは、売りが長く続いたので、反発も相応の時間となっても不思議はありません。あまり、簡単には、ショートを作りたくないです。その意味では、日計りなら、ロングもいいかと思っています。昨日は、1.1258付近でトリプルボトムのような形になっているので、短期のロングは、このあたりの水準をロスカットに考えています。
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