☆いよいよ雇用統計、8月分は今回も上方修正か

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いよいよ雇用統計となりました。今回の雇用統計も、ここ数回の同統計と同様に、利上げのタイミングを計る意味で非常に重要です。事前予想は、非農業部門雇用者数が20万人増となっています。そして、前回、17.3万人だった8月のNFPも上方修正されそうです。そもそも、8月のNFPは上方修正されることがほとんどです。これは、教職員の秋学期の契約が8月分の調査段階ではまとまっていないことが多く、教職員の数値がカウントされにくいことなどが背景にあります。
実際、8月の速報値と確報値を比較すると、一目瞭然です。
左から、年、速報値→確報値
2011年:6.8万人→12.8万人
2012年:9.6万人→18.8万人
2013年:16.9万人→25.6万人
2014年:14.2万人→21.3万人
2015年:17.3万人→ ?

・利上げの地ならし   
9月の雇用統計の数値を知ってか、知らぬかはわかりませんが、最近の米連銀総裁の発言を集めてみると、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁「おそらく年内に利上げする見通しで、早ければ10月にも利上げする可能性がある」と述べたり、ハト派のウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が「年内のある時点で利上げを開始することが適切」と発言したり、利上げの地ならしをしているようにもうかがえます。

連銀総裁たちには、すでに利上げするのに、ある程度のエビデンスがあり、あとは実際に利上げをした際のマーケットの反応をどのように抑えるかというところに焦点を絞ってきているのかもしれません。誰も「バーナンキショック!」なんて、自分の名前が付いた「○○ショック!」なんて、不名誉な言われ方はしたくないですしね。今回の雇用統計でいい数値が出た場合は、10月の利上げも考えておいた方がいいかと思います。FRBサイドから考えれば、今度の利上げは、将来のインフレを抑制する意味合いより、再び景気が減速したときの薬として、政策金利のバッファーを持つことが目的では、ないかと思います。様子を見ることと、状況の改善はイコールとは限りません。FEDは、中国株が下げ渋っているうちに利上げを実施してくるとみています。

 


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