1月10日のポイント― ドル動き出すか
- 2022/1/10
- 佐藤りゅうじブログ

2022年の為替相場も、第2週に突入しました。先週の為替相場、年末相場と比べ、どのように変わったのか、それとも年末相場を継続した動きいなるのか、注意をしてみていたのですが、昨年12月に利上げを行ったポンドは引き続き強いです。そして、ユーロが下げ渋り、オージーは弱い印象です。円はのちほど。
ポンドドルは、現在、1.3600の攻防をやっていますが、この水準は、1月5日に切り返された水準であり、2回目のトライになります。同水準を上抜いてくると、上値余地拡大となりそうです。
一方、ユーロドルは、1.12半ば~1.13台半ばのレンジ相場が継続されているのですが、上放れを試しそうな感じです。この通貨、昨年11月末から、おおむねこのレンジをやっているので、放れた方が付いていこうかと思っています。
オージードルは、上値が0.7260-80付近で抑えられています。直近の動きとしては、0.7130まで下落したあとの戻りであり、0.7200付近まで戻しているので、0.7220くらいまであるかなぁ、と思っています。この水準を超えると、また、0.7260-80を意識した取引となりそうです。
こうしてみると、いまの相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めに動くからと言って、ドル買い一辺倒になっていないことが分かります。ドル円も高値から落ちてきましたし、115円台半ばの支持を割り込むと、ズルっとくるかと思います。
メディアでは、米金利の上昇が多く報じられていますが、日本の2年債も2016年以来の高水準です(-0.079%ではありますが)。ドルインデックスをみても、昨年12月以降のレンジの安値圏での取引となっています。まぁ、ユーロドルが下落すれば、ドルインデックスは上昇するのですが、今年の相場、FRBの金融引き締めでドル買いという、簡単なシナリオだけではないように感じます。
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