1月13日のポイント― ドル売り相場へ
- 2022/1/13
- 佐藤りゅうじブログ

昨日は、ドル全面安の展開になりました。米消費者物価指数の発表後、ドル売りに転じましたが、11日の取引でユーロドルが昨年12月からのレンジ上限に迫っていたうえ、昨年12月31日の取引では、レンジブレイクはダマシとなりましたが、今回は2回目のブレイクということもあり走りました。
以前も述べましたが、昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドルの値動きをみると、利上げや金融引き締めを織り込んでいる割には、ドルが買われませんでした。相場は、先へ先へと材料を求めます。いま、米連邦準備制度理事会(FRB)は、今年4回の利上げを模索していますが、これも市場が織り込んでいるとすれば、少しドル売りが続くかもしれませんね。ユーロドルが、レンジから上放れたことも大きいように思います。まぁ、こういった動きが直ぐに否定されることもあるので、まずは今日、明日の値動きはとても重要と考えます。
今日、明日と昨日の値動きが否定されなければ、利上げを契機にすでに昇局面に入っているポンドに続き、ユーロ、そしてオージーなどが上値を伸ばしてくるとみています。ドル円は、日本が抱える問題もありますが、まずは114円台後半の戻りがあれば、売りからと思っています。
「FOREX NOTE 為替手帳 2022」好調発売中!
今年もよろしくお願いいたします。
ご購入はこちらから↓↓↓