1月14日のポイント― ドル円、下値模索か
- 2022/1/14
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円が、114円を割ってきましたね。ドル円の週間の値幅から考えると、114円割れは来週かなと思っていたのですが、昨日の抵抗のみで、サクッと下抜けてきました。今週のドル円をみていて思ったのですが、115.50や115.00の抵抗が、傷口を大きくしました。昨日の値動きをみても、まったく戻れず、かなり買い玉がシコっていることが伺えます。114円を割れたことで、ここからストップの売りもさらに多くなってくるでしょう。相場が大きく動きそうです。
トレーダーをする立場としては、値動きがようやく活発になり、ほっとしています。ここ数年の相場は、大きく動く日があっても、翌日は何もなかったかのように静寂が包むことが多く、お手上げに日も多かったです。損切り途転をしても走らない相場は、疲弊します。「トレーダー殺すにはナイフは要らない、相場が動かなければいい」とは、よく言ったものだと思います。
さて、今日の相場ですが、ドル円が113円台半ばくらい、場合によっては113円接近もありそうです。いま相場をリードしているのはNY勢なので、今夜の米小売売上高あたりから面白くなるかと思います。ストップロスを巻き込んで急落などあれば、急激に戻すことも予想されるので、注意はしておきたいです。
また、ちょっと気になっているのが、ポンドです。昨年12月の利上げ以降、地合いを引き締めていますが、昨日1.3750付近で叩かれる動きがありました。時間足では、ダブルトップ形成を形成し、日足は上ヒゲの長い陽線となっており、目先、押しがあっても不思議はなさそうです。また、ポンド円をみると、156~157円台後半のレンジの下限に位置しており、ドル円下落でポンドドル下落なら、ポンド円への売り圧力が強まるので、ショートが面白いかなぁとみています。ただ、レンジ下限からのショートなので慎重を期して、割れて、戻して、再度、割れて直前の安値を更新してから、ショートを立ててもいいかと思います。
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