今週は、米消費者物価指数を契機に、ドル売り相場になりました。ただ、金曜には、かなり強いドル買いも入り、ドル円は目先の底を入れた可能性もありそうです。

その意味でも、月曜日の動きには注目したいです。このまま上昇してくるなら、今度は踏み上げの展開となり、短期間で115円台を回復しそうです。一方で、再び、113円台後半あたりに下落してくると、売り方は一旦逃げてくるでしょうから、相場としては、ポジションの偏りがなくなります。そうなると、少し時間をかけながら、114-115円台でレンジ形成の動きになると考えています。

ただ、月曜日はマーチン・ルーサー・キングホリデーで米国市場は休場。このため、勝負は火曜日に持ち越しになる可能性も。また来週は、日銀金融政策決定会合があります。インフレ懸念から、政策修正の思惑が強まるようだと、再び円が買われることもありそうです。火曜日のニューヨーク市場をみてから、次のトレードを決める方がいいかもしれませんね。

最近のチャートをみていて思うのですが、値動きが少し2017年に似ています。一旦は、ドル売り相場が終わっても、再びドルが売られる場面も想定しています。金利上昇はドル買いにつながりますが、物価上昇は貨幣の減価を意味します。いまは、金利面がクローズアップされていますが、相場は都合のいい材料を見つけます。米株が本格的に崩れるようなら、ドル売りとなることも考えておいた方がよさそうです。

それでは、来週もがんばっていきましょう。

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それでは来週も頑張っていきましょう！
1月16日からの一週間の主な政治経済イベントは以下の通りです。

—【17日】—————————————————————
日本機械受注高（11月）
英ライトムーブ住宅価格（1月）
中国鉱工業生産指数（12月）
中国ＧＤＰ（4Q）
中国小売売上高（12月）
カナダ製造業出荷（11月）
休場：米国市場

—【18日】—————————————————————
日本鉱工業生産指数（11月）
日銀金融政策決定会合
黒田日銀総裁記者会見
英雇用統計（12月）
スイス生産者・輸入価格（12月）
独ＺＥＷ景況感指数（1月）
米ＮＹ連銀製造業景気指数（1月）
米対米証券投資（11月）

—【19日】—————————————————————
英消費者物価指数（12月）
英小売物価指数（12月）
英生産者物価指数（12月）
独消費者物価指数（12月）
南ア消費者物価指数（12月）
ユーロ圏経常収支（11月）
南ア小売売上高（11月）
米ＭＢＡ住宅ローン申請指数
米住宅着工・許可件数（12月）
カナダ消費者物価指数（12月）
カナダ卸売売上高（11月）

—【20日】—————————————————————
日本貿易収支（12月）
豪雇用統計（12月）
中国最優遇貸出金利発表
独生産者物価指数（12月）
香港消費者物価指数（12月）
ユーロ圏消費者物価指数（12月）
トルコ政策金利発表
米新規失業保険申請件数
米フィラデルフィア連銀景況指数（1月）
米中古住宅販売件数（12月）

—【21日】—————————————————————
日本消費者物価指数（12月）
トルコ消費者信頼感指数（1月）
英小売売上高（12月）
カナダ小売売上高（11月）
米景気先行指数（12月）

※詳細はこちらのサイトで確認ください→経済統計スケジュール