1月19日のポイント― ウクライナ情勢に注意
- 2022/1/19
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円が重くなってきましたね。昨日の日銀金融政策決定会合を受けて、一時、115.06まで上昇しましたが、戻りは叩かれました。金曜日の日足は反発を示唆していましたが、115.06までのようです。やはり、前週、115.50や115.00で下げ渋った分、まだ、ロングのシコリ玉がありそうです。
ところで、昨日の相場で、ウクライナ情勢の緊迫化からユーロが売られました。ホワイトハウスのサキ報道官は18日の記者会見で「事態は今、極めて危険な状況であり、ロシアによるウクライナへの攻撃はいつ起きてもおかしくない」と述べています。ウクライナのロシア大使館から職員がモスクワに帰還しているとの報道もあります。
実際に戦闘状態となれば、まずはキャッシュ化の動きが強まり、多くアセットクラスで売りが出でそうです。為替ではユーロが売られるでしょう。リスクオフで円が買われる可能性もありそうですね。コモディティでは、ロシアからのドイツへの天然ガスパイプライン、ノルドストリーム2が止まるでしょうから、天然ガスや原油の価格が上昇しそうです。
株式市場では、昨日、多くの米株が下落する中、エクソンモービル、シェブロンといったエネルギー株、L3ハリス、ロッキード・マーチンなどの軍需産業、そしてメルクやアッヴィといった製薬株が上昇していました。教科書通りの展開ですが、今後もこのあたりは物色の対象になりそうです。
しかし、ベルリンの壁が崩壊してから、30年以上が経過しましたが、良くなったのか、悪くなったのか・・・。
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