3月8日のポイント― ユーロ売り&オージー買いが一服
- 2022/3/8
- 佐藤りゅうじブログ

相場が荒れてきましたね。株式市場はほぼ全面安、コモディティは、乱高下。戦時下の相場というのは、こういうものなのでしょうね。バイデン政権は、原油価格の抑制のために、世界最大の原油埋蔵量を誇るベネズエラとの交渉を開始したようです。今朝のBBCでは、何度もこのニュースが流れていました。
マドゥロ政権は独裁政権ですが、バイデンさん、「背に腹は代えられぬ」と言ったところでしょうか。しかし、ベネズエラの製油所は老朽化しているうえ、優秀な技術者は流出しており、1990年代は日量320万バレルあった産油量も、最悪期を脱したといえども、日量80万バレル前後です。原油は、日量約1億バレル生産されるので、1%にも届きません。
また、ベネズエラは、一応、親ロ、親中国なので、この交渉がどのような形なるのか疑問です。米国は、自国のシェールの稼働率を上げるのが、手っ取り早いと思うのですが、環境問題などから、難しいのですかね。もう少し、段階を追って、脱炭素政策を進めればよかったように思います。
さて、昨日の為替市場は、これまで続いたユーロ売りとオージー買いが一服となりました。これまで一方的な相場だったので、このような動きはあっても然るべきでしょう。ウクライナ情勢が落ち着くまでは、ゴールドの値動きのように、このような比較的大きな調整を入れながら、トレンドは継続されていくとみています。オージー・ドルは、0.75ドルを目指した動きと考えています。
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