4月7日のポイント― 買い場探し
- 2022/4/7
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円は、123円の次は124円ですか。厚い売りがありそうですね。いまのところ、下は123.50前後が堅いので、目先は123.50前後と124円付近をブレイクした方に動きそうです。ただ、大きな流れとしてのドル円の上昇トレンドは継続しているので、突っ込んで売るよりは、次の買い場を探そうと思っています。
ドルとしては、ブレイナードさんのタカ派発言をきっかけにオージーやカナダといった資源国通貨が下落しています。昨日は米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品需要が2月以降減少を続けていることから、原油価格が下落。これがオージーやカナダの重石となったようです。オージーについては、ドル円と同様に、大きな流れとしては、依然として強いとみており、こちらも買い場探しの状況です。
しかし、原油価格の上昇が、経済活動を鈍らせ始めたとすれば、この環境下でバランスシートの急速な縮小を開始すれば、景気への影響は大きくなりそうです。やはり、FRBが昨年、インフレ率の上昇が新型コロナウイルスを背景としたサプライチェーンの混乱による一時的なものとの見方は間違っていたようですね。
まぁ、FRBに限らず、中銀の政策転換は、「遅れて始り、やり過ぎて終わる」ことがほとんどなので、あまり違和感はないです。9兆ドルのB/Sを縮小するわけですから、どのアセットクラスもボラティリティが上昇するでしょう。投資家としては、黙って指をくわえて見ている場面ではなさそうですね。
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