4月21日のポイント― 一日天下?
- 2022/4/21
- 佐藤りゅうじブログ

昨日、ドル円はようやく調整となりました。しかし、いまのところ一日天下となりそうですね。126円台から買いを並べていたのですが、東京時間に128円台半ばをみるとは、思っていませんでした。これで、昨日の東京時間の戻り高値がある128.75あたりを上抜いてくると、129円台回復、そして130円台へという感じでしょうか。ちょっと早すぎる気がするのですが・・・。逆にここから落ちるのなら、今日の東京時間の買いが、次の下落へのエネルギーになりそうです。その意味でも、128.75付近は注目しています。
ところで、昨日は全体的にドル売りが優勢となりました。ユーロドルが1.0867付近まで戻しました。ただ、こういうユーロドルの戻りが、否定されるのが今年のユーロドル相場です。
直近の下げ方をみても、底を打つような下げ方ではありません。また、ナーゲル独連銀総裁が「性急な利上げには反対だ」と述べたのをみると、欧州はロシアのウクライナ侵攻を背景に、景気減速懸念が強そうです。FRBとECBの金融政策のスタンスの差が埋まることははしばらくないでしょう。ユーロドルの戻り売り相場は、まだ続きそうです。
一方、少し変化に注意したいのがオージードルです。昨日は、0.7460の手前まで戻しました。この水準はチャートポイントでもあり、その後、やや売りが優勢となっていますが、資源国であることや、トレンドが発生すると長続きする傾向があるので、要観察です。個人的には、ユーロオージーのチャートを見ながらにはなりますが、対ドルで売るならユーロ、買うならオージーという風に考えています。
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