4月29日のポイント― ドル円は押し目買い
- 2022/4/29
- 佐藤りゅうじブログ

昨日のドル円は、凄まじかったですね。ゴトウビ要因(実質的な)、日銀金融政策決定会合は緩和強化、黒田日銀総裁会見の3発で131.01まで上昇。さすがに、財務省が「足元の動きは極めて憂慮すべきものだ」と火消しに動きましたが、下落も130.15まで。格好の押し目買い場面となり、NYでは131.25まで上昇となりました。その後も、130円台後半で取引されていました。
次のターゲットを探してみると、2002年4月15日の高値132.39があります。もう、20年以上前の数値なので、この数値がどの程度の意味を持つのかは、わかりません。ただ、目安にはなりそうです。となれば、131円台は通過点。下値は130.00-15付近で押し目買いを考えています。
また、朝方のチャンスの逃してしまったのですが、短期なら131.25前後をバックに130円台後半のショートもいいかと思っています。これだけ、大きく動いた相場なので、いつ調整が入ってもおかしくはないです。この相場、基本は買いですが、損切りをきちんとするなら、目先、引き付けてのショートはありだと思います。突っ込んで売りたくはないですけどね。
ところで、昨日、第1四半期の米GDPが発表されましたが、予想外のマイナスでしたね。ただ、報道されているように、統計の中身をみると、輸入の急増によるものであり、問題はないと思います。実質国内最終需要が前期比年率2.6%増、個人消費は2.7%増となるなど、力強い数字がみられます。
不動産市場が減速していることや今後の利上げのペース、アフターコロナで現在、米国のサービス業が急回復している分野があることを考えると、消費が減少し、米景気の減速が問題になってくるのは、まだ先のように思います。第4四半期あたりかなぁとみています。
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