5月4日のポイント― いよいよFOMC、大幅利上げが示唆されるか
- 2022/5/4
- 佐藤りゅうじブログ

今夜は米連邦公開市場委員会(FOMC)です。昨日、米長期金利低下を受けて、一時ドルが売られる場面がありました。ドル円は、129.70付近まで下落し、FOMC前にポジション調整のドル売りの流れが加速するかと思いきや、その後、米長期金利が上昇し、一転してドル買いへ、対ドルで「往って来い」になる通貨が目立っていました。
この動きをみると、FOMC後に「sell the fact」でドル売りに転じるのではなく、次のドル買いの流れに入る可能性も考えておいた方が良さそうですね。特にユーロやポンドは、弱そうにみえます。ユーロドルにせよ、ポンドドル、オージードルにせよ、戻してくれた方が、売りやすいのですが・・・。
短期トレードの視点でみると、ポンド円とユーロ円の三角持ち合いが収束してきました。ポンド円は4月28日のNY時間の安値割れとなる162.20あたりにストップを置いての買いは面白いかなと思っています。
さて、今夜のFOMCですが、50bpsの利上げと6月からの緩和縮小(QT)がコンセンサスとなっています。ポイントは声明文と記者会見、75bpsの利上げが示唆されるようなら、ドル買いが加速しそうです。ドル円は2002年4月15日の高値132.39円、ユーロドルは、4月28日の安値1.0476を割り込むと、いよいよ2017年1月の安値1.0340が視野に入ってきます。この水準を割り込んでしまうと、途中上下はあるでしょうが、パリティ(1.0000)に向けた下げが始まりそうです。
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